任意売却のメリット

融資の返済が困難になった不動産を処分する手続きです。全額の返済ができないときに、金融機関などの合意を得て不動産を売り、返済しきれなかった債務を残したままで抵当権等を解除してもらうことです。

■任意売却のメリット
競売よりも有利といわれる任意売却ですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。まずはそのメリットについてみていきましょう。
①競売のときよりも高く、市場相場に近い価格で処理できます
②高く売れるために、住宅ローン不動産の処分後に残る債務がより少なくなります
③債権者(金融機関・住宅金融支援機構など)に対して、競売のときよりも早期に、かつ、より多くの返済が可能となることにより、残った債務の返済について柔軟な対応をしてもらうことができます
④販売方法は一般の中古住宅や中古マンションと同じですから、住宅ローン破綻したことや債務に苦しんでいることを周囲に知られる心配がありません。
⑤売るときに必要な諸費用(抵当権抹消費用、司法書士報酬など)、仲介手数料、マンションにおける管理費・修繕積立金の滞納分などは債権者から“配分として”支払われるため、原則としてあなたの持ち出し負担はありません
(管理費や修繕積立金の滞納分についてはその金額の大きさによって取扱いが変わる場合があるほか、住民税や固定資産税など税金の滞納分については管轄する役所との話し合いによって取扱いが異なる場合もあります)
⑥債権者より、引越し費用や当面の生活資金などで便宜を図ってもらえる場合があります
⑦購入者との交渉によって、住宅の明け渡し時期などについて柔軟な対応をしてもらえます

■任意売却のデメリット
任意売却にも、デメリットがまったくないわけではありません。
①いわゆる「ブラックリスト」にあなたの情報が記載されます
(記載されるとはいっても、住宅ローンを3か月滞納した時点ですでにブラックリストへ記載されているのであり、任意売却をしたことによって新たに記載されるのではありません)
②競売のときには自ら行動しなくても勝手に進んでいきます(やがて追い出されます)が、任意売却はあなた自身から積極的に行動を起こすことが必要です
③連帯債務者や連帯保証人に事情を説明して、事前に同意を得なければなりません
(競売になればもっと大きな迷惑をかけることになるのですから、同意を得ることの手間が任意売却のデメリットだとはいえないでしょうが…)



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